2018年度第1回(2018年5月)の「おさいふリング」が開催されました

2018年度第1回(2018年5月)の「おさいふリング」が開催されました

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

5月16日、23日にわたり、2018年度第1回目の「おさいふリング」が開催されました!

今回から、病院の方ではなく、「大村進・美枝子記念 聖路加臨床学術センター」の一室で実施。

2016年3月に竣工されたセンターですので、ピカピカです(笑)

今回ご参加されたのは2名でしたが、他に共同通信の取材の方、聖路加国際大学・看護学部4年生の方々など、見学者多数で実施されました。

また今年度から、内容および資料などもバージョンアップ。

時間も7時半から8時まで延長して、1時間半、じっくりみなさんのお話を伺うこととしました(これまでもほとんど延長していたのですが・・・(苦笑))

まだ、聖路加国際病院さんのHPでは2018年度おさいふリングの開催日はアップされていないようですが、

次回は、7月18日、25日 18:30~の予定です。

興味のある方は是非ご参加ください!

鹿児島メディポリス国際陽子線治療センター視察ツアー

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

この週末にかけて京都で第26回日本乳癌学会が開催されている中、ワタクシは鹿児島・指宿に飛び、「メディポリス国際陽子線治療センター」(以下、メディポリス)に行って参りました。

そう、メディポリスといえば、温泉につかりながら、粒子線治療が受けられるという滞在リゾートスタイルの施設です!

かねてより噂には聞いておりましたが、一体どんなものかと、FP仲間にお声掛けいただいたのを幸いに、同業のFP仲間のみなさんの視察ツアーに便乗させていただきました。

メディポリス視察のレポートは別の媒体で発表する予定ですので、ここで控えさせていただきますが、正直、期待以上に楽しい旅行でした!!

そう。イメージはオトナの修学旅行といった感じ。

普段、勉強会等で顔を合わせている顔なじみのFPさんたちとはいえ、そんなにじっくりお話できるわけではありません。

それが、1泊2日という短い期間ながらも、寝食をともにして、すっかり気心が知れた間柄になっているのは、とても不思議な感じがいたします。

また、この視察ツアーのコーディネートをしていただいた著名FPのHさんはもちろん、多大なご負担をいただいた某生命保険会社さまには深く御礼を申し上げたいと存じます(すみません、実名を出して良いものかわからかなったので・・・)

この御礼は、多くのみなさまへの情報提供という形で恩返しをしたいと思っております。

 

まずは、「知覧特攻平和会館」を見学

 

続いて、「知覧武家屋敷」へ

 

ランチは唐船峡そうめん流し

そうめん流しは結構な高速モード

時間調整で池田湖のイッシー撮影

ようやくメディポリスに到着

 

宿泊施設(の「指宿ベイヒルズ」はメディポリスのすぐ横。茶色い建物がホテルで左側が医療施設

翌日は、桜島観光。フェリーでバスごと乗車

油断すると火山灰が口の中に・・・・

締めはお約束の黒豚しゃぶしゃぶ。美味しゅうございました!

平成30年度「患者・市民パネル」の委嘱状交付式&説明会に行ってきました!

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

5月11日(金)、平成30年度「患者・市民パネル」の委嘱状交付式&説明会が、国立がん研究センターにて行われたので行って参りました。

「患者・市民パネル」の活動も11年目を迎えたとのこと。

私は去年に引き続きですので、10期目です。

昨年の応募倍率は2倍以上と聞いていましたが、今年はさらに増加。

50名ほどの定員に対して、160名以上の応募があって、応募倍率は3倍以上だったそう。

とにかく、ダイバーシティを重視し、全国各地の色々ながんの種類の患者の方、ご家族・ご遺族・患者会のさまざまな職種職業の方々などなど、みなさん、多種多様なお立場で参加されています。

今回も、がん対策情報センター長である若尾先生のご挨拶に始まり、委嘱状交付、がん対策情報センターの活動紹介、がん情報サービスのご紹介と続き、後半はグループディスカッションです。

今回のディスカッションのテーマは、

’信頼できるがん情報を身近な公共図書館へ 届けるを贈る 届けるを支える「がん情報ギフト」プロジェクト’の活動をいかに広げるか?

*「がん情報ギフト」プロジェクトについては、こちら

このグループディスカッションとその後の発表の活発さには、目を見張るものがあり、昨年はじめて参加した際には、本当に驚きました(その辺の若い学生さんとか社会人に見せてやりたい(笑))

とにかく、各グループで話し合った内容を発表する段になると、できるだけ早く発表しようと、小学生低学年のように、「はいはいはーい!!!」と飛び上がってアピールする参加者の姿に圧倒!(早く、発表しないと、先のグループに発言されてしゃべることがなくなるため(苦笑))。

今回はじめて参加された方々は、「みなさん、すごいんですね」と目を丸くしておられました。

検討会終了後は、19Fのラウンジに移動して、希望者が参加する交流会へ。

ここでも、出されたビュッフェ形式の食事があっという間に消え(元々の量も少なめ)、そこここで楽しそうな元気な笑い声や話し声が聞こえます。

一通り、食事・歓談のフリータイムが終了したら、その後は1人30秒の持ち時間で、スピーチします。

みなさん、お話がお上手ですし、お一人お一人がびっくりするようなストーリーをお持ちなので、聞いていてまったく飽きません。

ご当地の方言・訛りが飛び出すのもご愛嬌です。

去年もそう感じましたが、がんのことを知らない一般の方がこの様子を見てると、がんやがん患者に対するイメージがきっと変わるのではないでしょうか?

もちろん、「家族を全員がんで亡くしました。自死も考えました」「昨日まで入院していました」「〇〇に転移・再発しました」「また別のがんに罹患しました」などなど、みなさん、さまざまな事情と困難な状況をお持ちです。

それでも、それを感情を交えず、さらりと言える強さと冷静さ、前向きな姿勢が根底にあるので、聞いていても、悲観的にならず、いっそ清々しいくらいの爽やかな気持ちになれるのだと思います。

まあ、しゃべる方も、ここでは何を話しても、オーバーに同情されたり、逆に無視されたり、とにかく正しい知識や情報を持たない人からの変な反応が返ってこない絶大な安心感があるのですが・・・(笑)。

昨年来の同期の方々と久闊を叙したり、新しい方々と名刺交換や情報を交換したり。今年も、とても良いエネルギーと刺激をもらってきました。

本当は、交流会の後にみなさん、懇親会に行かれるんですよねー。いいなー。いいなー。

いつも、お声掛けいただくんですが、今回も仕事があって、さようならー、またねー、と言ってお別れしてきました。

とにかく、去年は’1年生’だったので、何もお役に立てず終わった感が強かったですが、今年は’2年生’らしく、もうちょっとマシな活動をしたいと思います!!!

【セミナーのご案内】5/17(木)がんと暮らしを考える会 定期会「子どものいるがん患者への支援」

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

本日は、セミナーのご案内です。

この度、私が所属しております「がんと暮らしを考える会」5月定例会で講師を務めます。

テーマは、「子どものいるがん患者への支援」です。

私自身も、乳がん告知を受けた40歳のときには、娘はまだ5歳でした。

FPとして、サバイバーとしての視点から、利用できる公的制度や教育資金をどのように考えたら良いかなどについてお話させていただきます。

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日程:5月17日(木)

場所:ちよだプラットフォームスクエア

時間:(総会)18:00~19:00

(定期会)19:00~20:45

定期会テーマ:子どものいるがん患者への支援

講師:黒田尚子(ファイナンシャル・プランナー)

詳細はこちら→20180517 定期会案内

かこさとし先生、さようなら~(涙涙涙)

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

先日ニュースをみていると、絵本作家のかこさとし先生が今月2日に亡くなったとの報道がありました。

92歳とご高齢でしたが、最近、だるまちゃんシリーズの新刊を出されたと聞き、「是非買わねば」と思っていた矢先だったのに・・・

娘が小さい頃に、知人から「だるまちゃんとてんぐちゃん」をプレゼントされて以来、何度も何度も読み返し、だるまちゃんやてんぐちゃんのセリフまで丸覚え。

いまだに、わが家の日常会話にフレーズとして、出てくるくらいです。

なんとなく、懐かしくなって、これ以外の絵本も、娘の本棚かたひっぱり出してきて、読みふけってしまいました。

娘(まだ中二だけど)に子どもができたら、読み聞かせてやりたいなあ、と妄想を膨らませつつ、かこさとし先生の優れた作品の数々を心から讃えたいと思います。

 

 

「幸せな日常」というのは、なんと儚いものであることか

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

GW後半戦が始まりました。

みなさんは、いかがお過ごしでしょうか?

一方のわが家はといえば、泊りがけで部活に出かける娘のため、4時半に起きておにぎりを握り、夫も、いつもと同じ時間に、仕事に出かけていきました。

そして、私は山のような仕事を抱え、早朝から、パソコンに向かっているところでございます。

近年、国の施策として、連休を増やす傾向にあるのは分かるんですが、夫も私も、会社員ではないので、あまり関係ないんですよね。

逆に、納期が早まったりして大変になるだけなので、正直、勘弁してほしいです(苦笑)。

ということで、比較的のんびりと家事をしながら、ニュース番組などを観ていると、TOKIOのみなさんが4人で、会見を開いていました。

今回の事件についてコメントしようというのではありません。

ただ、いつもこのような事件、事故、ニュースなどを目にすると、加害者であれ被害者であれ、起きた事象の前後で人生がまったく変わってしまう、ということを痛感します。

ほんのちょっとした気の緩みや気持ちの弱さ、出来心でやってしまったこと等々。

当事者は「こんな大事になるとは思っていなかった」と口を揃えます。本当にその通りでしょう。

事件や事故だけではなく、病気やケガ、災害、リストラ、離婚・離別などもそうです。

私自身、2009年に乳がん告知を受けたとき、5年生存率50%と医師に告げられたとき、これまで見えていた世界がまったく違うものに感じられました。

人生には、予期せぬときに、想定以上のインパクトのあるできごとが降りかかってくるもので、いわゆる艱難辛苦の連続。

しかも、それがマシンガンのように連続集中して襲ってくることすらあります。

そんなときは、神様から、不幸を大盤振る舞いされてるような気分。泣き笑いしかありません。

そして、そんな辛くて、悲しくて、死にたくなるような目に陥ったとき、これまで自分がいかに幸せだったのか、幸福というのは、平々凡々とした日常の中にこそあると痛感します。

逆に言うと、なくしてみてはじめてその価値がわかる。

そして、人の幸せが、なんともろくて、あっけないものであるか。消滅するときはほんの一瞬。

50年近く生きてきて、何度もそんな「落とし穴」にはまると、さすがに用心深くなります。

今は穏やかに過ごせているけれども、人生にはどんなリスクが潜んでいるかわからないことを学習したから。

でも、そんな心配ばかりしていても、仕方ありませんし、人生を楽しめないですよね。

ですから、ちゃんと準備しておくんです。保険や預貯金などはそのリスクに対する備えの手段の一つ。

それでも、何が起きるかわからないし、準備した以上に、ダメージが大きかった場合、どうするか?

私は、何事にも柔軟に対応できる心構えとスキルを身に着けることが大切だと考えています。

心構えとは、「楽観主義」たれ、ということ。

数年前にアドラー心理学が流行りました。そこで「楽天主義」と「楽観主義」の違いについて定義されていますが、共感するところが多々あります。

前者は、困難に直面しても、なんとかなる、大丈夫と思い込むだけで何も行動しない。

後者は、現実から逃げずに、物事に対してすべてポジティブに捉えて、勇気を持って行動する。

この二つは、いわば似て非なる者。そして、問題が起きた場合、多くの人が流れてしまいがちなのが「楽天主義」。

私がいつも目指している、ご相談者やお悩みを抱える方々に対する「自律支援」は、楽観主義のスタンスを前提と考えると、非常にスムーズにいくことが多いのです。

娘にも、「辛い時、苦しい時の行動こそ、その人の本質が露呈し、真価が問われるのだ」と話しています。

さて、私自身、乳がん告知を受けて来年で10年の節目にあたります。

実はこれまで、だいたい10年のスパンで大病をしているので、もうそろそろ何か次の「落とし穴」が待ち受けているのではないかと気になっていまして。

神様って、ホントいじわるですからね。

でも、でも、負けないぞ!!(笑)