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本当に大切なものかどうかは、なくしてみてはじめてわかる

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

本日11月3日(文化の日)は、亡くなった私の愛猫そらの13回目の命日です。

以前、関西在住だった頃に懇意にしていた方はよくご存じでしょう。とても、とても可愛がっていた白い牝猫です。

関東に拠点を移した時も、結婚した時ももちろん一緒でした。

それが娘を妊娠して、実家で出産する際に、夫も不在がちになって世話が大変だろうと、親族宅に預けることになったのです。

預かってもらっている時、親族宅の高層マンションのベランダから転落して亡くなりました。

夫からは事故だったと聞いています。客観的にはそうなのでしょう。

でも、私は自殺だと信じています。

娘がお腹にいるときに、義父から「尚子さん、猫が赤ちゃんにいたずらするといけないから、猫はどなたかにもらってもらったら?」と私が言われていたのを聞き、自分から身を引いたに違いありません。

だって、娘が生まれたのは10月30日ですが、本当は帝王切開の予定で、11月3日が出産予定日だったのですから。

と、他人さまにとっては、ばかげた妄想に過ぎない話ですよね。

でも、なんとなく、私はそう信じ続け、娘の誕生日が来るたびに、そらのことを想い、娘のことを、とても、とても可愛がっているのです。

欲しかった子どもを授かったことは、とても嬉しく、幸せなのは間違いありませんが、ここに、そらもいてくれていたら・・・そういつも思ったりしています。

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と、そんなことを考えながら、PCを立ちあげたところ・・・

ぎゃー、家計簿ソフトのデータが壊れてる!!!えー、バックアップデータもなんかおかしい。去年の4月までのしか残ってない!!!

おおざっぱに見える私ですが、こう見えて結構マメな方でして、家計簿は「自分用」「仕事用」「家庭用」と3つ作成しています。

今回トラブルになったのは、この内の自分用で、私にとっては日記帳のようなもの。過去の消費行動のすべてが記録されているので、確定申告の際などにも活用できます。

1年半分のデータがないとなると、再入力するのにどれくらい膨大な時間と労力がかかるか・・・正直、ここ最近でもっとも慌てました。

いやいや、こんなときのために外付けのハードディスクでバックアップデータ取ってあるから、と震える手で確認すると、いやーん。こっちもなんか電源が入らない!!!

泣きっ面に蜂とはまさにこのこと。

で、結局、試行錯誤してデータを復旧させ、2日分ロスくらいで被害は最小に食い止められました。ヨカッタ。ヨカッタ。

で、今日の結論。

それがどれだけ大切かは、なくしてみてはじめて気づくものなんですね。逆に言えば、一度、なくさないと、わからない?

それがデータのように取り戻せるものなら良いのですが、そうでなければ、大切にしなければ。