黒田尚子FPオフィス > ブログ > がん患者さんを支える”夫さん”への支援も必要

がん患者さんを支える”夫さん”への支援も必要

みなさん、こんにちは。FP黒田です。

1月はFPによる就労リングの予定ですが、今回は”夫さん”のためのお金の勉強会を開催しました。

がんと診断されたとき、注目が集まりやすいのは患者ご本人への医療や経済的支援です。
しかし実際の相談現場では、「支える側」である夫さんが、誰にも頼れず孤立しているケースを数多く見てきました。

妻の治療、仕事との両立、家計管理、子どもや親への対応。
夫さんは「自分が踏ん張らなければ」と思うあまり、不安や迷いを言葉にできず、気づかぬうちに心身の負担を抱え込んでしまいます。

特にお金の問題は深刻です。
医療費や収入減への不安はもちろん、
「何に、いつ、どれくらい備えればいいのか分からない」
「判断を間違えたら家族を守れないのではないか」
という判断疲労と責任感が、夫さんを追い詰めていく可能性もあります。

しかし、お金や制度は「知れば整理できる」ものです。
正しい情報を得て、選択肢を見える化することで、
夫さんは「一人で抱え込む支える役」から、家族と一緒に考えるパートナーへと立ち位置を変えることができるはずです。

がん治療は長期戦です。
だからこそ、患者さん本人だけでなく、支える夫さんを支援する視点が欠かせません。
夫さんが安心して判断できることは、結果として患者さん本人の安心、そして家族全体の安定につながります。

これからは、
「がん患者を支える夫さん」もまた、支援の対象である——
そんな認識が、社会の中で当たり前になることを願っています。

今回は、いろいろ事情があり、現地開催ではなく、オンライン開催となりましたが、みなさんとお話してみて、新たな気づきと学びが多い勉強会となりました。