久々に四国・徳島に行ってきました!

久々に四国・徳島に行ってきました!

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

さて、10月からは秋のセミナーシーズン到来。しかも地方出張が多くなります。その皮切りとして、10月8、9日から四国・徳島に行って参りました。

もともとの出身が富山である田舎者のワタクシ。普段、多くの人がひしめく東京で仕事をしていると、思いのほか疲れているのでしょうね。自然に囲まれたのどかな地方に行くと、心底ほっとします。

徳島阿波おどり空港にて。ほかの観光客さんから「並んで踊っている写真撮ってあげましょうか」とありがたいお申し出を受けたのですが・・・

徳島阿波おどり空港にて。ほかの観光客さんから「並んで踊っている写真撮ってあげましょうか」とありがたいお申し出を受けたのですが・・・

徳島阿波おどり空港に貼ってありました。東京まで持参するほどの親ゴゴロを悪用するなんて!

徳島阿波おどり空港に貼ってありました。東京まで持参するほどの親ゴゴロを悪用するなんて!

大塚製薬グループが設立した「大塚国際美術館」で購入。この美術館、入館料が日本一高いんですって(一般3,240円也!)

大塚製薬グループが設立した「大塚国際美術館」で購入した付箋2つ。この美術館、入館料が日本一高いんですって(一般3,240円也!)

中はこうなっています。ムンクの「叫び」もダヴィンチの「最後の晩餐」も実物観に行ったなあ。

中はこうなっています。ムンクの「叫び」もダヴィンチの「最後の晩餐」も実物観に行ったなあ。

 

「女の「もしも」マニュアル」ーあなたの人生何が起こるか分からない!?

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

さて、8月末に取材を受けていた「週刊女性」さんの特集記事の掲載誌(9月22日号)が送られてきました。

本当は、Facebookでご紹介を、と思っていたのですが、連休明けの仕事に忙殺され、送っていただいた掲載誌は、仕事の資料の山の上に置き去りになったまま数日が経過(タイムリーに情報をアップするというのが苦手な私・・・)

ということで、特集内容が興味深かったのでブログで紹介することにしました。

特集タイトルは、「女の一生を襲う一大事 『もしも』マニュアル」!!

週刊誌やテレビは、本当にタイトルがキャッチー。思わず読んでみたくなるコピーは、いつも勉強になります。

内容は、夫の浮気やモラハラ、リストラ、親の突然の介護、買え買え詐欺や高額請求被害にあった場合、親の遺産相続でもめた場合、大地震にあった場合など。各種のあるある危機や問題に対して、その道の専門家が回答するというものです。

黒田は、「突然がんと宣告されたら」、「夫がリストラされたら」、「おひとりさまになったら」、などについてコメントしています。

あなたを救う虎の巻特集ということでしたが、いつかこんなマニュアル風なものを1冊にまとめてみるのも面白いかもしれませんね。

2015.09.22週刊女性①

2015.09.22週刊女性②

「AKIBA Cancer Forum2015」の動画が徐々にアップ!

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

長かったシルバーウイークも終わり、なんとなく曜日の感覚がなくなってきました。

さて、8/8(土)に秋葉原UDXで開催された「AKIBA Cancer Forum2015」の当日の講義のアップがスタートしました⇒さっそくチェック

ご都合で参加できなかった方、満席で聴講できなかった方、聞きたい講義が重なってしまった方などなど。

がん治療における最先端の情報を入手することができますので、是非のぞいてみてください。

講義は年末にかけて順次公開予定だそうです。

また、来年の開催に向けてのご寄附も宜しくお願いします!

最近よく目にする「健康経営」って何のこと?

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

先日、某保険会社さまから1冊の本が送られてきました。

タイトルは「会社の業績は社員の健康状態で9割決まる」です。

企業の健康経営に関する本なのですが、そもそも「健康経営」という言葉をみなさんはご存じでしょうか?

特定非営利活動法人「健康経営研究会」によると、健康経営についてこう説明してあります。

「健康経理とは、経営者が従業員とコミュニケーションを密に図り、従業員の健康に配慮した企業を戦略的に創造することによって、組織の健康と健全な経営を維持していくことです。」

う~ん、健康管理とどう違うの?と思いますよね?

そこで本書では、こう紹介されています。

「健康経営は、これまでの健康管理業務とは大きく違います。健康管理の延長戦上だと考えられがちですが、健康管理とは社員にケガや病気なく勤務できる状態にし、起業活動が円滑に継続されるようにするための、いわば”守り”の取り組みです。

一方、先進的な企業が導入をスタートしている「健康経営」とは「従業員を企業が成長するうえでの貴重な資本と捉え、従業員の健康増進を資本に対する”投資”と考える」ことが根本にあります。

そしてこの”投資”を行うことで、プラスの収益につなげていこうというものなのです。」

たしかに、がんをはじめいわゆる生活習慣病などの疾患を抱えながら働く従業員は少なくありません。また今後、高齢化が進んで、高齢者の人材活用が必須となれば、社員ひとりひとりの健康を維持することが、企業にとっての経営戦略のひとつといえるでしょう。

従業員である個人にとっても、企業が健康によい環境を整えてくれるのはありがたい話です。

また経済産業省では、健康経営に優れた上場会社22社を選定し、「健康経営銘柄」として発表。長期的な視点における企業価値の向上を重視する投資家にとって、これらの銘柄は魅力ある企業かもしれません。

「平成26年度」健康経営に優れた上場会社22社を選定!!

本書では、具体的な取り組みや事例なども紹介されています。一応、私の夫も中小企業オーナーのひとり。彼にも勧めてみなくては!

 

10月からマイナンバー通知がスタート!長期入院中などで受け取れない人は事前手続きを!

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

さて、2015年10月から、とうとうマイナンバーの通知がはじまります。

マイナンバーについて詳しくはこちら→「2015年10月からスタート!マイナンバーで何が変わる?

この「通知カード」は、みなさんの住民票のある住所地に簡易書留で送付されますので、現在お住まいのところが住民票と異なる場合は、変更の届け出をしておく必要があります。

ただし、「長期間、介護施設や医療機関等に入所・入院することが見込まれている人」「東日本大震災による被災者」「ストーカー行為やDV、児童虐待の被害にあっている方」などなど、住民票とは別の場所に住んでいて、「通知カード」を受け取ることができない人は、事前に送付先を変更することが可能です。

マイナンバー制度については、色々と調べてはいたのですが、この点についてはすっかり失念しておりました(しかし、これを知っている人は多くはなかったのでは?)

この事前登録は、2015年8月24日(月)から9月25日(金)までに(持参又は必着)となっています。ただし、申請期限を過ぎても、住民票のある市区町村でご相談を!

詳しくは、こちらをご確認ください。

*総務省「マイナンバー制度と個人番号カード」

東日本大震災による被災者、 DV・ストーカー行為等・児童虐待等の被害者、 一人暮らしで長期間医療機関・施設に入院・入所されている方へ

 

2015年度第2回(9月)の「おさいふリング」についてーお詫びとお知らせー

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

7月に引き続き、9月12日、16日と第2回目のおさいふリングが開催されました。

開催報告の前に、まずはお詫びとお知らせです。

当初、おさいふリングでは、FPや社労士さんによる、無料の個別相談を実施するとご案内しておりましたが、諸般の事情により、今回から病院内での個別相談は中止となりました。

患者さんの個人情報保護や費用負担の問題等によるもので、がん患者さんの個別相談を病院内で行いたいというのが、私のかねてからの強い要望だっただけに、大変残念です。

でも、さまざまなリスクに備える必要のある病院側のご意向ももっともですし、おさいふリングの取り組み自体は、引き続き行われるということなので、一安心。

個別相談については、個人的に別の道を模索するつもりです。

また、開催回数についても、前回は3回でしたが、今回は2回となっています。実は現在、おさいふリングのプラグラムや運営自体を見直ししているところで、次回(11月)開催までには、固まる予定です。

いずれも、「どうしたら患者さんに有益な情報を持ちかえってもらえるか」という視点から、相談支援センターの方々含め、調整しているところです。詳細が決まり次第、またブログ等でご報告させていただきます。

さて、第2回目のおさいふリングの参加者は6名でした。

年代や症状、罹患時期、治療法などさまざまでしたが、「がんとお金」についてのたくさんの不安やお悩み、問題について話を伺うことができました。

私は仕事柄、講演や取材、執筆等でがんとお金に関する問題について、話したり、書いたりする機会が多々あります。そのような場合、あくまでも一般的なケースを取り上げることが多いのですが、実際に患者さんとお話をすると、悩みや問題というのは、人それぞれなのだなあ、と実感します。

さて、次回のおさいふリングは、11月14日からの開催です。

ご興味がお有りの方は事前に、以下の方法で「聖路加国際病院 相談支援センター がん相談支援室」までお申し込みください。

【申込み先】

  • 電話 : 03-5550-7098
  • FAX : 03-3543-7307
  • メール : gansoudan@luke.ac.jp

「お名前」「連絡先(緊急の連絡がとれる携帯電話番号またはメールアドレス)を、必ず記載またはお知らせの上、お申し込み下さい。

【問い合わせ先】

聖路加国際病院 相談支援センター がん相談支援室(1階14番)
電話 : 03-5550-7098 (平日8:30~17:00)

災害に備えて。備蓄食料3人家族で最低でも1万円以上!?

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

9月は防災月間。

とくに、8月30日~9月5日から防災週間ということもあって、近所のスーパーでこんな張り紙をみつけました。

2015.09.05備蓄の習慣

2013年以降、南海トラフ巨大地震対策として国の防災基本計画が見直され、家庭では1人1週間以上の水や食料の備蓄が必要とされたようです。その目安がコレ↑というわけ。

おお、けっこうな量かも、と思いつつ、FPなワタクシは、これを準備するのにどれくらいの費用がかかるか思わず試算してしまいました。

その結果は以下のとおり(*参考:LOHACO/2015年9月時点価格)

①水⇒アサヒ飲料おいしい水2L 1本あたり91円×4本=364円

②ごはん⇒サトウのごはん銀シャリ1セット(5食入り) 497円×3袋=1,491円

③カップ麺⇒日清食品シーフードヌードル 1個172円×7個=1,204円

③缶詰⇒SSKsセールス うまい!鯖水煮 149円×2缶=298円

以上、合計3,357円也。

我が家の場合、夫と娘の3人家族ですので、10,071円になります。

ただし、これはあくまでも最低ライン。カラダの大きな夫と食べ盛りの娘が満ち足りる量とは到底いえません。

とはいえ、夫婦共働きで、買い物に行く暇がない&買いだめ嫌いな私が主婦を務めるウチの冷蔵庫や備蓄棚はいつも空っぽ。

自助努力として、各家庭で災害等に備える必要性は痛感しつつも、ある意味、常時非常事態のような食料事情を抱える我が家が、1万円分の食糧をストックしておく困難さに直面しているところです。

 

 

9月は「がん征圧月間」です!

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

長かった夏休みが終わり、ようやく9月に入りました。

今年の夏は、急きょ、秋に出版することになった新刊の原稿執筆のため、まさに自宅にカンヅメ状態。ほぼ2週間弱で書き上げねばなりません。

取材や打ち合わせなどほかのスケジュールは極力入れずに、環境を整えたまでは良かったのですが、自宅には、最大の難物・娘(10歳)がいた~(>_<)

一人っ子で、とにかく母が大好きな娘は、何かあると「ねえ~、お母さん」と話しかけてきます(そばにいないときは、何か悪巧みをしているときの可能性大)。

借りているシェアオフィスに行って仕事をすることもできるのですが、執筆には膨大な資料な資料が必要で、さらにこの暑さの中、移動する労力と時間を考えると・・・・

なんとか原稿をアップした後は、娘の読書感想文やら自由研究のお手伝い。この超多忙な母が一生懸命、子どもに付き合っていると言うのに、夏のレジャーも宿題も送迎も、すべて夫はまったくノータッチ。

小学校の部活で忙しい娘とは、休みが合わず結局1日も遊べなかったと文句タラタラ。まったく、いつになったら、イマドキの子どもには、親の方がスケジュールを合わせてやらなければならないことに気付くのやら。

さて、前置きが長くなりましたが、とにかく静かな日々が戻って嬉しい9月。実はがんの征圧月間なのです。

公益財団法人日本対がん協会では、昭和35年(1960)から、毎年9月を「がん征圧月間」と定め、がんやがん予防についての正しい知識の徹底と早期発見・早期治療の普及に全国の組織をあげて取り組んでいます。

「制圧」という強い言葉が使われているところから、時代と力強い意思を感じますね。

制圧月間のハイライトは毎年行われる全国大会です。今年は、9月4日(金)に群馬県(前橋市民文化会館)で開催。各地で活動する方々が、一堂に会してがん征圧の決意を新たにする機会となります。

同協会がグループ支部から公募した2015年度のがん征圧スローガンは、

「健康が 自慢のあなたも がん検診」

まったくそのとおりです。自覚症状のほとんどないがんだからこそ、定期的で適切ながん検診を行い、早期発見・早期治療が肝心なのです。

「その検査、ぜんぶ一日でできないんでしょうか?」

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

先日、乳がんの5年半の定期検診に行ってきました。

いつものように、血液検査、レントゲン検査を受け、乳腺科と形成外科(乳房再建をしているため)の診察等を受けます。

ただ、当日の外来スケジュール票には、半年前の予約時に自分で書いたと思われる「超音波、形成でやることを言う!」の手書きのメッセージが??

超音波検査なら、乳腺科の方でも受けることになっています。なぜ形成外科でも受けるのか、どんなつもりで書いたのか記憶がなく、さっぱり意味が分かりません。

結局、スケジュール票に記載されたすべての検査を終えたあと、形成外科の主治医の指示とおり、「形成でも超音波を受けることになっているみたいです」と、ロボットのように受付で告げて、本日2回目の超音波検査を受けることに。

どうやら、乳腺科で行った超音波検査は、全摘していない反対側の乳房の再発転移の有無を確認するためのもの。一方、形成外科のそれは、乳房再建時に入れたシリコンインプラントの破損など状態を見るためのもののようです。

そこで患者としては、素朴なギモン。

黒田:「あの~、検査の目的が違うのは理解できるんですけど、一回で済まないんでしょうか?」

医師:「う~ん。そうですよね~。調べる深さとか設定が違うんですよ~。数年後には可能になるかもですが、今すぐは難しいでしょうねえ」

そうなのか~、イロイロあるんだなあ、と思いながら診察室を出ましたが、1年後の定期検査の予約の段階でまたひと波乱。なんと、同日中に超音波検査は、2回予約することができないのだそう。そりゃそうだ。同じ検査ですもの(この時点で、外来スケジュール票に手書きで書かれたMSGの意味-予約できないから口頭で伝えろ-が、ようやく理解できた黒田なのでした)

さらに、「形成外科の超音波検査は、別の日に予約を取っていただくことになります」と、受付担当の方に言われて、絶句。

理屈は重々承知しておりますが、こちらは仕事の日程を調整して、交通費と時間をかけて通院しているのです!いわば時間単価で動いているフリーランスの人間にとっては、「2回目の超音波検査にかかった時間30分で、原稿1本書けたなあ」などと思ってしまうくらい、時間は大事なんです!!

と、ここまでは申しませんでしたが、こちらの事情をご説明しても、「患者さんは、みなさんそうしていただいてますし・・・」とのこと。ほかの患者のみなさんは、言ったりしないんですか?

「その検査、ぜんぶ一日でできないんでしょうか?」って。

結局、どうにも納得できず、別の日の予約をしないまま帰ってきました(ごめんなさい。受付担当の方(>_<))。もちろん、病院側のご事情があることもわかりますが、患者は数時間、病院にいるだけでぐったりしてしまうのです。費用的にも身体的にも時間的にも、なんとかこの手の検査の重複を解消できないものでしょうか?医療関係者のみなさま、切にお願いいたします。

 

2015.08.30外来スケジュール票

スケジュール票には私が書いたと思しき意味不明なMSGが?

 

 

「手術後5年を無事経過された方へ」

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

今年で乳がん告知を受けて6年目になります。

今月末に、半年に1回の定期検査(5年半検診)に病院に行ってきました。

これまでは、主治医の先生が問診や触診をしてくださっていましたが、今回からは、当番医の先生が担当。検査結果も、郵送で送られてくる形になり、定期検査の頻度も半年から1年に。

通常、がんに罹患しても、5年経過してなにもなければ(再発・転移など)完治したとみなされるのですが、乳がんの場合は、10年経過を見る必要があるといわれています。

なので、まだまだ病院とは長いお付き合いになるものの、なんだかさびしいような物足りないような。

当番医の先生も丁寧にお話してくださいましたが、短時間では、意思疎通を図るのもままならず、「それでは、これで」とにっこり笑って退室を促されると、もっと聞きたいことはあったはずなのに、スゴスゴと病室を後にした次第です。ああ、こんな感じがこれからもずっと続くのかしら・・・

そんなモヤモヤとした患者の気持ちを見透かすように、病院からこのようなお手紙をいただきました。

みんな、考えることは同じなのでしょうね。

2015.08.29癌研有明病院

「AKIBA Cancer Forum2015」に参加ーホットな1日でした!ー

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

黒田がアドバイザリーボードを務めております(何もお役に立っていないのですが(苦笑))NPO法人CNJさん主催の「AKIBA Cancer Forum2015」(以下ACF)が、秋葉原UDXにて8月8日(土)に開催されました。

昨年は、講師として登壇させていただきましたが、今年は取材の一環として、またまた是非とも受講したいセミナーがあり、一参加者として会場に足を運びました。

昨年もたくさんの来場者数だと思いましたが、今年はそれにも増してすごいことになっていました!

ソッコーで目当てのセミナー会場の席を確保しなければ、立ち見もしくは満員御礼で会場にすら入れません。1つのセミナーが終われば、次の会場へと走れ、走れ。日頃の運動不足を若干解消できた気分です。

見逃したセミナーも多々あるので、アーカイブになってアップされるのを心待ちにしております!

なお、今年のACFの模様は、黒田が連載しているFPSクラブ「がんに強いセールスパーソンになる」の9月掲載分(9/28)でも詳しくお伝えする予定です。

 

「知る」「学ぶ」「集う」市民のための学会!

「知る」「学ぶ」「集う」市民のための学会!

 

CNJ元事務局長(現・理事)の柳澤さんとパチリ

CNJ元事務局長(現・理事)の柳澤さんとパチリ

肝細胞がん。6年間で入院19回、入院費用総額約2,575万円!!!

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

先日、この秋出版予定の本の取材のため、肝細胞がんに罹患されておられる松崎匡さんにインタビューしました。

ちなみに、松崎匡さんは、こんな方です↓

日経BP Special「がんと共に働く・知る・伝える・動きだす」/肝細胞がん治療の傍ら業務を継続

松崎さんが肝細胞がんと診断されたのは、2010年2月のこと。

当初は、早期発見で腹腔鏡手術で切除したものの、約1年後に再発。現在はステージⅣb。手術後の合併症等で、ほぼ毎月入退院を繰り返し、この6年間で19回も入院をしておられます。

今では、病院から「お帰りなさい」と言われるほどだそう(苦笑)。

今回の取材では、治療にどれくらいの費用がかかったかを教えていただいたのですが、なんと、ざっと入院費用(手術・治療等含む)だけでも、医療費総額約2,575万円にものぼりました。

もちろん、自己負担はこの3割ですし、高額療養費の適用(多数回該当含む)がありますので、実質的な自己負担は約133万円まで圧縮可能です。

これまで色々ながん患者さんの費用負担のケースを見てきましたが、今回ほど高額療養費制度の威力を思い知らされたことはありません。高額療養費制度って、すごいです!

ただ、入院する場合、入院時の食事代の一部の自己負担があり、これが1日3食780円(1食につき260円)(食事療養標準負担額といいます)かかります。

松崎さんの入院日数を概算500日で計算すると、500日×780円=39万円です。この費用は、高額療養費等の対象外。

なお、この入院時の食事代の一部は、今年5月に成立した改正医療保険関連法で、2016年~2018年にかけて段階的に引き上げられることが決まっています(2016年→360円、2018年→460円)。

実は、入院時の食事代って、1990年代初めくらいまでは、検査や手術などと同じ「療養の給付」として、健康保険から給付されていたんですよ。でも、患者により自己負担を求めていく方向性は、今後も変わらないでしょうね。

このインタビューを終え、数日後にはまた入院するという松崎さん。色々と貴重なお話をたくさん伺いましたが、「がんで、『死なない』んじゃなくて、『死ねない』んです」というお言葉が印象的でした。

入退院の合間を縫って、メールなどで福祉事業のコンサルティングやコラム執筆などを行い、前向きにがんと向き合いながらも、限られた収入の中で、自分やご家族の治療費や生活費をいかに捻出していくべきか、真剣に考えておられる姿を拝見して、がん医療の進歩が生み出した新たな課題について、まざまざと考えさせられたような気がします。

 

 

 

初挑戦の「ロボット手術支援」、残念ながら・・・

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

日頃、まったく生活感がないといわれ、子どもどころか、結婚もしていないように思われがちな黒田ですが、夫1人、娘1人がおりまして、円満な家庭生活を送っております。

ということで今回は、先日、小学5年生の娘とそのお友達とみんなで、ゆりかもめに乗って「日本科学未来館」に行ってきたお話。

以前から、日本で初めての3D映像を使用した立体視プラネタリウムが観られると聞き、行ってみたかったのですが、なかなか機会がなくて・・・・残念に思っていたところ、娘のお友達に「行くけど、一緒にどう~?」というお誘いのお言葉にのっかって、喜び勇んで出かけて行きました(ちょうど月末で超忙しかったのですが、それを振り切りつつ(苦笑))

で、そんな私が一番面白かったのが、5階の常設展「世界をさぐる」のフロアの「ともに進める医療」のコーナーにあったロボット手術支援の実演でした。

ロボット手術といえば、思い浮かべるのが「da Vinci®(ダヴィンチ)」でしょう。よく名前のイメージから、「ロボットが手術をするの?」と誤解する人も少なくないようですが、手術をするのはあくまでも医師。

ダヴィンチは、内視鏡手術をロボットの支援で進化させたもので、外科医が操作ボックスに移る3Dの映像を見ながら、手元のコントローラーを操作すると、鉗子に該当する器具が動くしくみになっています。

とくに2012年2月に保険適用された前立腺全摘手術では、ダヴィンチによる手術が急速に普及しており、ダヴィンチを導入していなかった病院の前立腺がん患者が激減したとかしないとか・・・(なお、腎がん部分切除(2014年8月)と胃がん(2014年9月)については、先進医療の適用)。

ということで、これは是非ともやらねばと、群がる子どもたちに交じって列に並び、実演とやらに挑戦してみました。

結果は、タイムオーバーで失敗。ホント、難しかったです。でも、その後、ウチの娘に聞いたら「手術成功したよ~!」とのこと。私が不器用なだけ??

そのほか、ASIMOの実演もみたし、ドームシアターも堪能したし(娘は爆睡してた、井浦新氏のナレーターが心地よ過ぎたかも)、UNI-CUBも乗ったし。日本の未来と科学を満喫できた1日でした。

2017.07.27未来館①

これがロボット手術支援!

意外と大きかったASIMOくん

意外と大きかったASIMOくん

お土産のGeo-Cosmosクリップと人のカラダメモ

お土産のGeo-Cosmosクリップと人のカラダメモ

 

 

 

 

2015年度第1回(7月)「おさいふリング」について③

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

7月29日(水)、第3回「おさいふリング」が開催されました。

3回目は、予定通り、希望者による個別相談です。

前回の2回目の際に希望された4名の方が相談にご参加。

事前にお渡しした「マネープランカルテ」に、属性情報や相談したい事項など記入してご持参いただき、それを拝見しながら、社会保険労務士の豊島さんと一緒にお話を伺います。

割り当て時間はおひとり1時間程度。相談50分を目途に、残り10分でまとめと、感想などのアンケートをご記入いただいて、こちらからは本日の相談のポイントを書いたものを「処方箋」ということでお渡しします。

色々なお話をしているうちに、1時間はあっという間でしたが、ご相談者が4名ですので、合計4時間。この日は、昼前から取材や打ち合わせなどで、ずっとしゃべりっぱなし。今日も1日、本当によく動いた口です(笑)

さて、ようやく1回通しで「おさいふリング」が終了しました。ご協力くださった方には深く感謝です。

まだまだ考えねばならないことが多々ありますが、次回9月も、頑張ってより良いものにしていければ、と思っております。

個別相談の様子

個別相談の様子

 

 

 

日刊ゲンダイ「がん治療偏差値ランキング」気になるベスト&ワーストは?

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

7月22日(水)から24日(金)まで3日連続、日刊ゲンダイさんの「がんにならない、がんと闘う」にてシリーズ治療とお金のシリーズを担当させていただきました。

おもに、がんになった場合にかかるお金や使える公的制度について、詳しく書いてあります。

ただ、個人的に気になっていたのは、自分の記事ではなく、取材の最後に記者さんが漏らした次のひとこと。

「いやあ、全国47都道府県のがんの患者数や死亡率、各県の治療の取り組み状況などを偏差値化してランキングするんですよ~」

そっ、それは!見たい!知りたい!!

全国各地セミナー等で巡業することが多い私としては、全国の状況はぜひとも把握しておきたい情報です(どんな情報で偏差値化するのも気になるところですが・・・)

そんなこんなで、ワクワクしながら届いた掲載誌を見たところ、ああ~、1日1県ずつしか載ってないのね。ずらっとランキング一覧でみたかったデス。

ということで、担当していただいた記者さんに、一覧かなにかわかるものをおねだりしようと、ココロに決めた黒田でした。

いずれにせよ、3日間にわたり、特集してくださった日刊ゲンダイさん!どうもありがとうございました!!

7月22日(水)掲載分

私の記事の上が、がん治療偏差値ランキング特集!

7月23日掲載分

7月23日掲載分

7月24日掲載分

7月24日掲載分

 

 

 

 

 

保険セールス必見!アフラック元医長佐々木先生の「がん保険基本マニュアル」が発売

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

このたび、株式会社保険医学総合研究所の佐々木光信先生が、『「がん」と「がん保険」~がん保険基本マニュアル』(保険毎日新聞社/2015年7月24日発売)を上梓されました。

佐々木先生は、がん保険のパイオニアともいえるアフラックで長年、医務部長を務められた方で、「保険医学」という生命保険に加入する際に重要な基礎となる分野に精通しておられる先生です。

以前、アフラックに在籍中にお話を聞き、あまりの分かりやすさと目からウロコの情報、そしてそのお人柄にすっかり心酔。その後、対談などもさせていただいたご縁で、保険医学についてわからないことがあれば、何かと教えを乞うようになっております。

何か質問をすると、打てば響くように的確・適切な回答が返ってくる、大変素晴らしい先生です。

かねてより、「黒田さん、がん保険の教科書を出しますから~」とお聞きしていて、待ちかねておりましたが、この度ようやく完成。佐々木先生自ら、ご著書をお送りくださった次第です。

読書は大好きで、日頃から、仕事でもプライベートでも大量の本を読むため、結構ななめ読みとか早いスピードで一冊を読破してしまうタイプですが、この本については、久々にものすごくじっくり読んでいます。

保険の知識があまりない方など一般向けの書籍ではございませんが、がん保険や医療保険など、保険セールスに携わる方は必読の1冊です。是非、読んでみてはいかがでしょうか?

佐々木先生直筆サイン入りです!

佐々木先生直筆サイン入りです!

2015年度第1回(7月)「おさいふリング」について②

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

7月22日(水)18:30~、第2回おさいふリングが開催されました。

先週の第1回目は、黒田の「がんとお金」に関するミニレクチャーが中心でしたが、第2回目は、参加者のみなさんのがんとお金に関するお困りごとについて、問題を共有・解決法を話し合う、という流れになっています。

おひとりずつ、お話を伺いましたが、お困りごとの共通点として挙げられるのは、現在のがん治療費以上に、今後、治療費などお金が出て行く一方で、収入が先細りになってしまうことに対する不安感やお悩みが強いということでしょうか。

ほとんどの方が、がん告知から2~3年以内、治療が現在進行形の方ばかりでしたので、なおさら、将来の見通しに対して不安を感じておられるのかもしれません。

結局、次回3回目の個別相談には、参加者5名中4名の方がお申込みされました。個別相談は、おひとり1時間程度。万事その場で解決とはならないでしょうが、一緒に、何らかの解決法のきっかけでも見つけられれば、と考えています。

また今回は、週刊東洋経済さんと株式会社メディネットさんのダブル取材もありました(就労リングと同様に、おさいふリングもギャラリーが多いです(笑))。

今回の参加者はすべて女性。しかもアドバイザーも女性が多くを占める会ですので、終了後の記者さんの「まるでガールズトークみたいですね~」というコメントが言い得て妙でした。

いずれ何かの形で「おさいふリング」がメディアに紹介されることがあれば、ブログでもご案内させていただきます。

2015年度第1回(7月)「おさいふリング」について①

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

7月18日(土)、記念すべき、第1回おさいふリングが無事終了しました。

参加者は7名の予定でしたが、体調不良等で4名のご参加。さらに、な、なんとご多忙を極める山内英子先生が飛び入りでご参加され、とても充実した2時間となりました。

第1回目は、みなさんの自己紹介と黒田の「がんとお金」に関するミニレクチャー。

当初の予定では、ミニレクチャーは1時間程度のつもりだったのですが、山内先生を筆頭に、みなさんから熱心なご質問やご意見が飛び交い、結局1時間半以上を費やすことに。

それでも、山内先生のような臨床の医師の方に、がんとお金に関する考え方や公的制度、民間保険などについて意見を伺うことができて、大変勉強になりました。

それになにより、山内先生のオーラが違います!!!こちらも身を引き締めて、活動に取り組んでいかねばと、再認識いたしました。

次回は、7月22日(水)18:30~の予定です。参加者のみなさん!宿題も宜しくお願いしますね。

がん経験者必見の内容です!

がん経験者必見の内容です!

聖路加国際病院で「おさいふリング」始まります!

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

7月18日(土)から、聖路加国際病院で「おさいふリング」がスタートします!

思い起こせば、昨年10月の第2回日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会の市民公開セミナーで、聖路加国際病院の乳腺外科部長である山内英子先生と一緒に登壇させていただいたのがきっかけ。

その際に、「がん患者さんが経済的な問題を気軽に相談できる場を病院内で作りたい!」という黒田の厚かましい要望に対し、「それじゃあ、一緒にやりましょう!」と声を掛けてくださった、始まりでした(しかも、ご快諾くださったのは檀上でです。さすが英子先生~)

それから、聖路加国際病院の医療連携相談室の橋本さんには、大変なご尽力をいただきました。また、社会保険労務士の豊島さんにも、、ともに個人相談をご担当いただくなど、お手伝いをお願いしています。

多くの方の出会いとお力に支えられて。

がんとともに生きていくがんサバイバーとそのご家族の未来のために、ぜひ「おさいふリング」を実のあるものにできれば幸いです。

山内先生を囲んで、社労士の豊島さんと黒田

山内先生を囲んで、社労士の豊島さんと黒田

山内先生、橋本さん、豊島さんと一緒に

山内先生、橋本さん、豊島さんと一緒に

アピタルがん夜間学校で「がんの治療にかかるお金」の授業を行いました

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

さて、先日、久々に生放送に登場!

アピタルがん夜間学校は、朝日新聞医療サイト・アピタルさんと私がアドバイザリーボード(外部評価委員会)もつとめるキャンサーネットジャパンさんの共催で行っている番組です。

7月15日は、「どうしたらいい?がんの治療にかかるお金」ということで、黒田が講師を担当しました。

アピタル編集長の田村さんのリクエストで、「とにかく、今回はギューギューと内容を詰め込む感じで。視聴者の方が消化不良を起こすほどに」と言われていたので、講義の内容は、1時間という講義時間に対して超盛りだくさんとなっております。

生放送でご覧になっていた方は、大変だったかと思いますが(でも、話す方も結構大変なんです~)、よく分からなかった部分は、アーカイブでゆっくりご確認ください。

アーカイブがアップされたらまたお知らせします。

日直兼アナウンサーの小林さんが、「面白いから、これも残しておいて欲しい~!」と言われた授業の後の放課後の様子はアーカイブになっているかはわかりませんが・・・

apital

アピタル編集長田村健二さん、アナウンサーの小林美幸さんと

★なお、次回のがん夜間学校は8月19日20時~「抗がん剤は効くの、効かないの?」というテーマで、

講師は、日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科の勝俣範之先生です。

こちらも楽しみですね。