乳房再建16年目の検査~今年も異常なしです〜

乳房再建16年目の検査~今年も異常なしです〜

みなさん、こんにちは。FP黒田です。

9月末、がん研有明病院の形成外科で、再建した乳房の年1回の定期検査を受けてきました。

私が乳がんの手術後、シリコンインプラントによる乳房再建を受けたのは2010年。今年で16年目になります。

シリコンインプラントは永久に使える医療機器ではなく、一般的に長く留置するほど破損などのリスクが高まります。

実際、がん研有明病院がシリコンインプラントの超音波検査を行った2,071例を調べた研究では、破損率は5年で1.1%、10年で11.8%だったと報告されています。

ただし、「10年たったら必ず交換」というわけではありません。

日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会では、10年という年数だけで交換時期を決める医学的根拠はなく、異常がなければ予防的に抜去・交換する必要はないとしています。

私自身、「定期検査は一生続けてください」と言われています。

最初の頃は、乳がんの定期検査の方にばかり気を取られていて、形成外科の方は、乳がん検診の目安の10年後もずっと検査が必要と聞かされ、当時は「え?そうなの?」と驚きました。

現在も、インプラントが入っている間は、年1回の診察と2年に1回の画像検査を受けることが推奨されていて、私も実践しています。

つまり、乳がんそのものの再発をチェックするための経過観察とは別に、インプラントの破損や被膜拘縮などを確認するための長期的なフォローが必要ということです。

「乳がんの治療から10年以上たったから、もう病院に行かなくても大丈夫」ということではないのです。

そして、インプラントの破損は、症状が出ない「サイレント・ラプチャー」のこともあります。

そのため、現在は無症状の場合、超音波検査による定期的なチェックを行い、破損が疑われる場合にはMRIで詳しく調べることが推奨されています。

今回も、特に自覚症状があったわけではありませんが、定期検査としてきちんと状態を確認していただきました。

ちなみに、今回、私が窓口で支払った金額の費用は1,320円でした。

乳がん治療というと、手術や抗がん剤、放射線治療など「治療中」のことに目が向きがちです。

でも、乳房再建をした場合は、その後も再建した乳房と長く付き合っていくことになります。

私も再建から16年。乳がんの治療を受けていた頃から考えると、ずいぶん長い時間が経ちました。

それでも、インプラントが入っている限り、定期的なチェックはこれからも続きます。

主治医からは「とてもきれいなお胸です」と言っていただきましたが、このピンと張った胸が80代、90代になっても変わらないのかと思うとちょっと複雑な気持ち。

とはいえ、乳房再建を受けた方、とくにインプラントを入れてから年数が経っている方は、「最後に形成外科で診てもらったのはいつだったかな?」と一度振り返ってみてください。

そして、しばらく受診していない場合は、ご自身のインプラントの種類や状態、今後どのくらいの間隔で検査を受ければよいか、再建を受けた医療機関などに確認してみることをおすすめします。

乳がん治療後の人生は長いもの。

私自身も一人の乳がんサバイバーとして、これからも身体のメンテナンスを忘れずに続けていきたいと思います。

【講演のお知らせ】10月24日(土)おかやまコープ「くらしの見直し講演会」に登壇

みなさん、こんにちは。FP黒田です。

2026年10月24日(土)、生活協同組合おかやまコープ主催(後援:CO・OP共済連)の「くらしの見直し講演会」に登壇いたします。

今回のテーマは、
「親子で得する老後と介護・相続のはなし」

親の老後や介護が気になり始める一方で、自分自身の老後への備えも必要な世代に向けて、介護にかかるお金や制度、親子で確認しておきたい財産管理、相続・終活などについて、FPの立場からわかりやすくお話しします。

日時:2026年10月24日(土)10:00~12:00
会場:オルガホール(岡山市北区奉還町1丁目7-7/岡山駅西口から約500m)
参加費:無料
主催:生活協同組合おかやまコープ
後援:CO・OP共済連

お申し込み・参加条件などの詳細は、おかやまコープへお問い合わせください。
おかやまコープ LPAの会事務局 TEL:086-296-9911

「くらしの見直し講演会」開催日程 | コープ共済 【ケガや病気,災害などを保障する生協の共済】

親のこと、自分のこと。「まだ先」と思っているうちに、親子で一度話しておくことが、いざというときの大きな安心につながります。

事務局の方からはすでに130名超のお申し込みをいただいていると伺いました。

岡山のみなさまにお目にかかれることを楽しみにしております。